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6.お口みがき(粘膜ケア)

口腔ケア用ウエットティシュやスポンジブラシなどを使用して口腔内の粘膜(歯ぐき・舌・上あごなど)を清掃します。

使用するグッズ

粘膜ケアの順序

ケアグッズの使用方法

口腔ケア用ウエットティッシュ

指に巻いて、口腔内の汚れを拭き取ります。

スポンジブラシ・粘膜ブラシ

ブラシを水やマウスウォッシュ(洗口液)に浸し、
よく絞ってから口腔内を拭き取ります。
コップを2つ用意すると便利!

舌ブラシ

口腔ケア用ウエットティシュやスポンジブラシで も舌苔を取ることができますが、除去しにくい場 合は舌ブラシでこするようにして汚れを取ります。

7.保湿ケア

保湿剤の種類

保湿剤の塗布方法

指またはスポンジブラシに適量(1cm程度)取り、
口腔内に塗り広げます。
適量を口に含み、吐き出すか、スポンジブラシなどに
浸してしっかり絞り、口腔内に塗布します。

保湿剤塗布のタイミング

1日3回、口腔ケアの前後に塗布するのが基本ですが、状態によって増減します。就寝中に最も唾液の分泌量が減少するので、就寝前の塗布も効果的です。保湿ケアを継続することで、口内環境の改善が期待できます。

ケア前の保湿

乾燥した状態でケアを始めると粘膜を傷つけることがあるので、ケア前に保湿します。 また、乾燥汚れがある場合は、保湿剤でふやかすと簡単に除去できます。

ケア後の保湿

口腔ケアでうるおった状態を維持するために、ケアの最後に保湿剤を塗布します。 口腔内の水分を正常に保つことで、乾燥汚れの付着も予防できます。

8.義歯の取り扱い

義歯の外し方

総義歯の場合

前歯部分を親指と人差し指で挟むように持ち、上に持ち上げると、義歯の後ろから外れてくるので、ゆっくりと横に回転させながら外す。
前歯部分に親指と人差し指の指先を当てて引き上げ、回転させながら外す。

部分義歯の場合

上あごの義歯は人差し指の爪を、下あごなら親指の爪をクラスプ(金属部分)にかけ、指の腹(上あごは親指、下あごは人差し指)を歯の咬み合う面において支えとしながらクラスプを外し、義歯を取り出す。

義歯の洗浄

1日3回、毎食後を目安に行います。
(義歯安定剤を使用する場合は、取り扱い説明書に従って、取り替えましょう)

  • @食べかすなどの汚れを流水で洗い流します。
  • A歯ブラシを使って、全体をこすり洗いします。

9.口腔ケアのリスク管理(誤嚥・窒息のリスク回避)

嚥下障害のある方や、座位がとれない方にケアをする際は、ケア中の誤嚥に十分注意する必要があります。

誤嚥リスクが高い方

誤嚥しにくいケア姿勢

口腔ケアを介助する場合は、姿勢に注意します。座位でのケアが好ましいですが、起き上がれない場合は、なるべくベッドを30度以上起こすと誤嚥しにくくなります。また、上から介助すると、介助される方のあごが上がりやすくなり、唾液や洗浄液が気管に流れやすくなります。目線を合わせ、少しあごを引いてもらった状態でケアし、誤嚥を防ぐことが大切です。

うがいができない方の対処法

ブラッシングをすると、歯に付着していた細菌が剥がれ、一時的に口腔内に広がるので、うがいでしっかり除去することが重要です。うがいができない方や嚥下障害がある方や座位がとれない方の場合は、細菌を含んだ洗浄水を誤嚥したり、窒息する危険性があるので、うがいの代わりに口腔ケア用ウエットティシュやスポンジブラシで拭き取るか、吸引器付きブラシを使うなどして細菌をしっかり除去しましょう。

うがいができない方に便利なグッズ

10.ケアの手順とグッズの選び方

日本介護食品協議会


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