誤嚥性肺炎とは、細菌の繁殖した食べかすや唾液が気管に入ること(誤嚥)が原因で起こる肺炎です。繰り返し起こすことが多く、高齢者の場合、体力を消耗して死へとつながる怖い病気です。
口の中をきれいに
誤嚥を防ぐ
免疫力を高める
誤嚥性肺炎はどのような場合に起こるのでしょうか。
誤嚥性肺炎は「口腔内細菌の増殖」「誤嚥」「免疫力の低下」の3つの要因が関係しています。免疫力の低下した状態で、細菌の増殖した食べかすや唾液を誤嚥すると、発症のリスクが高まります。
前図の3つの要因に対応したケアをして予防しましょう。 ・対処法 1例
「口の中の細菌増殖」を防ぐために、口の中をきれいにしましょう。 他の2つの要因に比べると、手軽で即効性のある予防法といえます。 口の中の清掃を行うと誤嚥性肺炎の発症率が半減するといわれています。 口の中をきれいに
「食事の環境を整える」方法と「嚥下機能を改善する」方法とがあります。
【食事の環境を整える】 ●食事の形(食形態)や量を改善 ・水分にとろみをつける 水の話
・一口に食べる量を減らす
※食べる量が減ることによる低栄養に気をつけましょう。 栄養と食事
●食べ方を改善
・姿勢に気をつける
@体は90度に起こす A足を床にぴったり付ける Bあごを引く
@体は90度に起こす
A足を床にぴったり付ける
Bあごを引く
・ゆっくり食べる ※時間をかけすぎて疲れてしまわないように → 目安30分ぐらい
●環境を改善
・テレビ等を消して、飲み込むことに集中
※声をかけるのは飲み込んだのを確認してから
【嚥下機能を改善する】 ・嚥下訓練(アイスマッサージなど) ・口の体操やマッサージ 口の体操
食事の量が減ると免疫力が低下する恐れがあります。食事を見直し、栄養改善をしましょう。 食事と栄養 食事を改善したら、体全体の筋力が衰えないように、散歩をするなど運動をしましょう。
おいしく食事をするために口の中をきれいにすることも大切です。 口の中をきれいに
口腔ケアのもう一つの意味〜介護予防〜 口腔ケアは介護予防の観点からも非常に重要です。 口の中をきれいにし、正しく機能するように口の体操をすることのよって、食べ物をおいしく食べて体力アップを図り、介護をされなくてもよい体作りをしましょう。
嚥下障害は、食べ物・飲み物がうまく飲み込めない障害のことです。加齢に伴う口腔機能の低下や病気によるマヒ等により嚥下障害が起こりやすくなります。また、嚥下障害により、食べ物・飲み物が気管に誤って入ることを誤嚥といいます。正常な嚥下と誤嚥とを比べてみましょう。