口腔ケア 栄養と食事 水の話
高齢者の身体的・機能的変化

高齢者になるとこんなことがあります。(食事編)

 いつまでも食事を楽しみ、健康を維持するためには、加齢とともに起きる変化や状況にあった食生活を工夫していくことが大切です。それでは高齢者になると、食生活にどのような変化があるのかを見ていきましょう。
 

食イメージ

固いものが食べにくくなる 高齢者になるとこんなことがあります
・歯が弱くなったり、入れ歯のため、固いものが食べづらくなります。
・噛む力が若い頃の1/3から1/4になります。
脱水症状を起こしやすくなる
・のどの渇きに鈍くなり、脱水症状になりやすくなります。
むせやすくなる
・飲み込む力が弱くなり、のどにつかえてしまいます。
パサパサしたものが食べにくい
・飲み込む力が弱くなり、むせやすくなります
・唾液の分泌が、若い頃の1/2位に減ってしまいます。

高齢者になるとこんなことがあります 濃い味付けを好むようになる
・塩の味覚細胞が減るため、特に塩味と甘みを感じにくくなり、濃い味付けを好むようになります。
食欲がなくなる
・視力や聴覚の低下などにより、食欲が低下します。
便秘になりやすい
・腸の運動能力が低下し、消化機能が衰え、便秘がちになります。
胃がもたれやすい
・胃の粘膜が萎縮するため、粘液の分泌が低下します。
・膵液の分泌が低下するため、特に脂肪の消化・吸収力が落ちます。

「おとしよりに喜ばれる食事」
杉橋啓子著 新企画出版社
「やさしくつくれる 家庭介護の食事」-おいしく楽しく元気なくらし-
西原修造・田中弥生 共著 日本医療企画

高齢者向け食品

 

 

 

高齢者になるとこんなことがあります。(衛生編)

 加齢とともに生理機能が低下し、肌や口腔内のトラブルが起こりやすくなります。 そのままにしておくと不衛生なだけでなく、2次的な疾病につながることもあります。高齢者になると身体にどのような変化があるのか、見ていきましょう。

口腔内のトラブルが発生しやすい 高齢者になるとこんなことがあります
・加齢とともに唾液の分泌が少なくなり、細菌が繁殖しやすい状態になります。
・免疫力が弱いため、歯周病や口内炎などを 引き起こすこともあります。
口臭に悩まされる
・入れ歯を使用していると、食べ物のカスがたまりやすくなります。
・うがいや歯みがきが困難な人は、口腔内が不衛生な状態になってしまいます。
皮膚がカサカサしてくる
・すねや腰回りの皮膚がカサカサしてきます。
・皮膚の一番外側、角質層の保水機能が低下するからです。
・冬になると、特にカサつきがひどくなり、かゆみを感じることもあります。
体臭が気になる
・年齢とともに体臭が変化します。
・皮脂中に過酸化脂質の量が多くなり、加齢臭(ノネナール)が発生しやすくなるからです。
・加齢臭は年齢とともに増加します。
・入浴が困難な高齢者は、どうしても不衛生になってしまいがちです。
免疫力が低下する
・細菌などの影響を受け、感染症などにかかりやすくなります。
・年齢とともに、免疫力が低下するためです。



 

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